NikonD4 NikonD800E NikonD800 プロ向け発表会へ行ってきた！

数日前にNikonD4のプロ向け発表会の招待通知が届いた。
そこにはNikonD4 新製品体験会とだけ書いてある。
・・・NikonD4だけ？
2/7は満月で田貫湖へ行ちゃってるだろうし、D4は別に後で見れれば良いやくらいに思っていたので、行かない（行けない）だろうと思っていた。

しかしながら2/7現在今日は雨。
風邪もひいちゃったし、雨なので当然パール富士観賞行きは中止！
そんな中、噂にあったD800が13時に突然発表になった。
（噂はあったので突然かどうかはビミョーだけどね・・・）
プロ向け発表会が16時開始は、時間が半端なので他に何かあると怪しんでいたのだが　ビンゴ　となった！
メーカーのプレス発表はたいてい13時なので、その後に発表会となると時間の余裕をみて16時開始は怪しいと思った訳だ。
会場抑えてあるのだから、何もなければ（D４だけなら）モット早い時間開始にするだろうし・・・（噂もあったしね）。

入り口にはしっかりD4の他にD800と書いてある。
前回D3の時もD300と同時発表だった。
今回、D4だけだと寂しいと思っていたが、ギリギリのサプライズ発表Nikonも役者やのー！
だいだい今までは、フラッグシップの1桁機が目当てだったが、今回はその下（？）の機種目当て！
こんな事、長いNikonユーザー人生始めて。
それだけD800発表に期待していたという事である。

ウワッ！かなり混んでる。
注目度が高いですね。
みんなプロなのに真剣にレクチャーを見ている。（プロだからか・・・）

ちなみに自分は、ここへ来る前に両機（実際は3機種）のスペック及び特徴はすでにインプット済み（笑）
メーカーの説明員顔負けで、他の方に説明できたりしている・・・
じゅあ来なくても良いじゃん！なんだが、実機で確認せねばならない事もあるのでね！
第一のお目当のこれ！
NikonD800E
（クリック拡大できます↓）
Nikonにしては、すこし丸ぽいデザインだ。

3600万画素フルサイズ機
噂にあった全くローパスフィルター無しのローパスレスモデルでは無く、実際はローパスフィルターの効果を弱めて内部処理で補い、その分高解像度よりに特化した機種だ。（弱めのローパスはついてるらしい）

ローパスフィルターとは・・・
映像センサー（フィルムに相当する部分）の手前には、ローパスフィルターという幕があり、その幕でモアレ（生地などが虹みたいに写るやつ）や偽色（無い色がエッジなどに出る）を抑えているのだが、その幕の分だけ甘く写るというか解像度が下がる。
写真を大きく伸ばすと、少しだけピントが甘く見える事があるがこれはローパスFの功罪といえる。

D800Eは、その甘く写るのを避けるためにローパスフィルターの効果を抑えてしまったという機種。
つまり3600万画素の性能をストレートに写し出せる機種という事なのだ。
（という事はモアレは出ちゃうの？という心配は当然出てくる）
モデルさんも用意されていたので実写したみたが（メディアへの書き込み、持ち出しはまだNGだった)、なかなか良いし、アレッ！洋服のモアレもモニター確認だけだとわからないぞ！
これならファッションでも普通に使えるぞ！期待できるなー
RAW＋JEPGの連写も13枚、その後のバッファー待ちもそれほどでも無い。
3600万画素のデータ量としては相当優秀なのではと思う。

自分のD3xと並べてみた。
バッテリーグリップが無い分でずいぶん小さくなるね。


こちらが、一般的なローパスフィルターを搭載したタイプのD800
D800とD800Eの2バージョン出したのは凄いね！

会場にはD3x、D800、D800Eで撮影された、モアレが非常に出やすいであろう意地悪な建築物が被写体の写真が展示してあった。

スライドでも説明している

自分も目をさらのようにしてD800Eのモアレ、偽色を見つけようと思ったが・・・
ナイ？？？
スライドを拡大拡大していくと、上の写真の赤矢印のビル、向かって左下の一番した角のビル、画面でいえば1/10以下（もっと小さい）、しかも大伸ばししたこのサイズでやっと見つける事ができました。

以下はプリントの大トリミングした複写です。
複写ですので、実際のカメラの映像とも違います。念のため（参考にはできます）。
（大トリミングは著作権にひっかからないと大昔に教わりました。関係者様、問題あれば削除しますので連絡下さい）
D800E撮影　屋上の手すりがわずかにモアレが出ている。モアレはコレダケ！？無いに等しいじゃん。
それにしてもシャープな画像だ。

ちなみにD800撮影画像。　たしかにローパスF効果でモアレは全然無い。その分やはりシャ−プ感は少しだけ落ちる！

D3X画像（2400万画素）　こちらもローパスFが搭載なのでモアレは出てません。3600万画素とそんなに変わらず所持者としてはホッとした部分も！

D800とD800Eのファーストインプレッション
D800
ナチュラル、ニュートラル
D800E
より高い解像度を得るために光学ローパスフィルターの働きをなくしたモデル

背面モニターもD700より大きくなった。
ライブビューのピント合わせも楽になったのかー！
等々

ちょっと気になるこんな機能！微速度撮影モード
（こんなの説明させてるのは自分だけだった）
インターバル撮影を全部繋げてくれるらしいです。


でD800Eの長い話はこの辺にしてフラッグシップD4
骨格だけだけど、このシルバーカッコイイ！！！

NikonD4
（クリック拡大できます↓）

D３xと並べてみた。
D4のメーカーロゴから軍幹部にかけての曲線が良い感じだ！

ほぼバッファー待ちの無い連写は凄い！
とにかく連写機だ！
連写モードだと、ちょっと撮ろうとしただけ（0.5秒くらいで）で5〜6枚は撮れちゃう。
凄いね！
こちらも微速度モードが搭載されてた。
あと、よくわからなかった静音モード
イメージ的には動画のスチール切り出し機能。
ライブビューで動画をスチールに切り出しているので画素は少ない。
でも本当に無音だった。

量販店での、おおむね価格
D4／約¥600.000
D800/約￥300.000
D800E/約￥350.000

まとめ
D4はD３sから継続された高速連写　秒／１０コマAF使用時、そして高感度（高ISO)撮影にも強い。
ISO12800でモデル撮影をしてみたが、肌も高感度とは思えぬほど綺麗に描写されていた。
（実際はこんな高感度ではモデル撮影はしないだろうが・・・）
D4の半額のD800（D800E)は素晴らしいの一言だ。
D4の高速連写も凄いが、高速連写が不用ならD800（D800E)の方が良いと思う。
D800とD800Eで迷う所だが、やはりD800Eはシャープ感が良い。
心配したモアレなどは、今回大丈夫そうかな？と感じたが、ここは発売されてから少し様子をみようとは思っているが・・・。
一眼レフを複数台所有しているなら、用途を選ぶかもしれないがこちらが良いのでは？ないかな！
無難に選ぶならD800が間違いが無いとは思う。
被写体を選ばないというか、
モアレの心配も無く、3600万画素の高画素描写はこちらも凄い！
D800は性能スペックからすると、(約30万円は高価だが）かなりリーズナブルな価格設定だと思う。
視野率がフルサイズで100％というだけで価格の価値はある。
クロップ5:4もブローニーフィルム比率ぽくて好きだ。

あと書き忘れてた。
ファインダーのスクーリーン部分に水平線表示が常時出来る様になっていた。
（黒い枠部分ではなく、スクリーンの中に縦横ともです）
これ便利！！

それにしてもこれら新製品で
ニコンのカメララインナップは凄くなった。
高速連写D4
超高画素D800、D800E
そしてまだベールに包まれたDX最上機
中級機のD7000
入門機D3100、D5100
と、それぞれのカメラが皆、違う特徴と長所をもっている。
選択が難しくなる部分もあるが、幸福なニコン（レンズ）ユーザーであるとも言える。

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